世界遺産「中尊寺・毛越寺」参拝の旅に行ってまいりました
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2012年11月24日
世界遺産「中尊寺・毛越寺」参拝の旅に行ってまいりました
日時:平成24年10月31日(水)~11月1日(木)
今回は、みちのく岩手までの一泊二日の旅となりました。参加者の方々も東北平泉は初めての方が多く、早く着くことを心待ちにしながらのバスの旅路でした。
お昼は白石インターで降りて、宮城県白石市名物の温麺(うーめん)を堪能しました。懐石のように色とりどりの小皿に並んだお食事は、これからの旅を期待させ、初めて会う参加者同士もお互い打ち解け合う場となりました。
運転手さんの頑張りもあって、予定より30分早い午後2時半に、昨年世界遺産登録された中尊寺に到着。現地ガイドさんの案内で散策しました。最初は宝物館でもある讃衡蔵(さんこうぞう)を見学。国宝・重要文化財だけで二十六件、計三千点余りの所蔵を誇る日本でも有数の宝物館です。藤原家三代で築いた数々の宝を拝見しながら、当時の栄華に思いを馳せました。讃衡蔵には、阿弥陀如来、薬師如来の六丈仏を始め、上部で手を組み化仏を戴いている珍しい千手観音菩薩立像や、「紺紙金銀字交書一切経」(紺色の紙に、金と銀の墨を1行おきに使い分けて写経する、大変な労力と国費をかけた5300巻からなる荘厳な経典)と、その経蔵を守ってきた騎師文殊菩薩像など、数々の貴重な仏様を拝むことができました。
ここからは金色堂拝観組と、12年ぶりの御開帳であります秘仏、一字金輪仏頂尊坐像の拝観組とに分かれました。本来なら両方参詣したいところでしたが、時間の都合でどちらかを選ぶ形となりました。僧侶も二手に分かれ拝観しましたが、それぞれ甲乙付けがたく、藤原家の仏教への篤信に、驚きと感慨を覚えました。最後は御本堂にお参りして、宿泊地の花巻温泉に向かいました。
ホテル志戸平では、旅の疲れを癒すべく、宴会場にて料理をつまみながら歓談と親睦をはかりました。
翌朝は厳美渓(げんびけい)で紅葉艶やかな渓谷でお茶とお団子を楽しみ、次に訪れた達谷窟(たっこくのいわや)では、岩を削って作ったお堂の中で、毘沙門天様に旅の無事を願いました。建物は今年、色を塗りなおしたばかりで、とても綺麗でした。旅の締めくくりは、藤原家が地上に極楽浄土を再現した、毛越寺(もうつうじ)の庭園を散策しました。当寺の荘厳なお堂は失われましたが、平安時代の優美な山水を偲ばせる一時となりました。
中尊寺の入り口近くのお店で昼食を取った後、お土産と思い出をいっぱい詰め込んでの帰路となりました。参加して頂いた皆様に、次回も楽しみにしていますと口々に声をかけて頂き、至らないながらも同行させていただいた僧侶一同も安堵致しました。
次回のバスツアーも、沢山のご参加をお待ち申し上げております。
2012年11月20日
第一回「坐禅・法話会」を開催しました(釈迦寺 船橋中央)
日時:平成24年10月30日(火)
場所:萬徳院釈迦寺 船橋中央
小室・稲毛ではお馴染みの坐禅会ですが、今月より船橋中央でも「坐禅・法話会」を始めさせていただく運びとなりました。今回は第一回目の開催で、僧侶もやや緊張の面持ちでお客様をお出迎え致しました。
まず、8時20分より朝の読経で始まり、般若心経など僧侶と共に、心静かに手を合わせて頂きました。
8時半よりは、川井亮證先生による椅子に座ったままの簡単な瞑想指導があり、短い間でしたが、各自静かな時を過ごして頂きました。回を重ねて慣れてきましたら、本格的な座禅に移行していく予定です。
9時よりは法話会です。第一席は射場良秀先生による「慈悲観音」についてです。当寺に建立された大きな観音様を時折眺めながら、観音様の深くて広い御慈悲について話されました。
第二席は、高田良海先生による「菩薩として生きる」です。仏様には大きく分けると「如来・菩薩・明王・天」の4種類があり、私たちは菩薩・観音様として生きる道があるとのご指摘をされました。
終わった後のアンケートには、次回も来てみたいとの有り難いお言葉もあり、会の準備にあたった僧侶、寺務員一同、感謝の心で一杯になりました。ご指摘頂きました至らない点につきましては、真摯に反省し、次回につなげていきたいと存じますので、来月の第二回の「坐禅・法話会」も沢山の御来寺をお待ち申し上げております。
次回予定: 平成24年11月30日(金)釈迦寺 船橋中央 大本堂にて
2012年11月17日
第20回「釈迦寺こころの会」を開催しました
日時:平成24年11月14日(水)
場所:萬徳院釈迦寺 稲毛
朝晩は冷えるとの予報の中、日中は好天に恵まれ、ありがたい開催となりました。
第一席は、土田明佳師による、易しく仏教を学ぶ「紙芝居」の第二回目でした。今回は、お釈迦様の成道会(おさとりの日)の物語が上演されました。皆さま童心にかえり、楽しかった、と好評でした。
第二席は、恒例の『仏教聖典』をみんなで読誦致しました。今回は「はげみ」の第1章「さとりへの道」の第3節「仏のたとえ」でした。様々なたとえ話を通じて仏様の教えを学ばせて頂きました。
第三席は、フリートークの時間。ご参加の皆さまとの交流の場を持たせて頂きました。ある方は、「ここで教わったことが、お寺巡りをした際などに、ふと思い出され、感銘を新たにした」と仰られました。またある方からは、お寺と神社との現在の関係についてご質問が寄せられました。またある方は、「こころの会」に参加することで、子供の頃にお寺の日曜学校に通っていたことを思い出し、ぜひ今の子供たちにも仏様の教えを伝えてほしい、とのご提言要望を投げかけられました。皆さまの声は、お寺としても大変に貴重で、勉強になりました。まことに使命は大であると申さねばなりません。
来月は、もういくつ寝るとお正月♪ 仏様と神様のお正月の迎え方、新年儀礼について特集致します。(予定は変更になる場合がございます)