第四回「坐禅・法話会」を開催致しました
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2013年01月31日
第四回「坐禅・法話会」を開催致しました
今年は巳年・ヘビ年という事で一年を通して「弁才天さま」のご縁日です。今年最初の「坐禅・法話会」では坐禅は川井先生が丁寧に指導され、法話は小林住職、良海先生に「弁才天さま」のお話しをして頂きました。
まず、「萬徳院 釈迦寺」と弁才天さまの関係ですが、萬徳院は天台宗の第五代座主であった智証大師 円珍さまが天台別院として1200年前に中興されたお寺、今の天台寺門宗の総本山 三井寺(長等山園城寺)の塔頭寺院でございました。萬徳院のご本尊様は「弁才天さま」です。その後、千葉の地でご縁を頂き「萬徳院 釈迦寺」とし、ご本尊様を「お釈迦さま」そして仏法守護の仏さまとして「弁才天さま」をお祀りし、仏法興隆に励んでおります。釈迦寺と「弁才天さま」は永きにわたり大変ご縁が深いのです。
弁才天さまは、元々はインドのヒンドゥー教の神様「サラスバティー」として崇められていました。サラスバティーとは直訳すると「水が豊かに、満ち溢れている」といい、水の神様です。日本でも江の島や琵琶湖、不忍池など水のそばにお祀りされている事は、皆様ご周知のとおりだと思います。
ご利益として、楽器の琵琶を持つお姿から、技芸、芸能、そして「才」を「財」と書くところから財運、商売繁盛。また、正式には「弁才天女尊」といい女性の仏さまなので、恋愛、容姿端麗と沢山の福徳を備えています。
それでは、参加された方のご意見をご紹介します。
『今回初めて坐禅・法話会に参加させていただいた、福田です。法話会と聞くと、宗教的な難しい専門用語を織り交ぜた難しいお話をされるのではないか…と最初は緊張して構えてしまいましたが、お二人とも、私のような仏教の知識の浅い者にも分かりやすく、ユーモアのあるお話をしてくださり、会場にはお客様の笑いがこぼれる場面も度々ございました。
第一席の小林玉明住職による「巳年と弁財天」では、巳年が弁財天様の年であることや、その由来などを、分かりやすくお話してくださいました。
第二席の高田良海先生による「弁財天のお姿とその功徳」では、「弁財天」と「弁才天」の文字の違いについて、先生の手作りの資料を使いながらお話してくださいました。
このようにお寺でお坊さんのお話を聞く機会は今までなかったので、とても良い経験になりました。』
最後に、今年、弁才天さまに最もご縁のある日「己巳(つちのとみ)」の日をお知らせ致します。
1/3 3/4 5/3 7/2 8/31 10/30 12/29でございます。
どうぞ、船橋中央にお祀りしている「弁財天 神泉水」へお参り下さいませ。
次回、2月の「坐禅・法話会」はお休みとさせて頂きます。3月は通常通り行いますので、奮ってご参加下さいませ。
2013年01月10日
第22回「釈迦寺こころの会」を開催しました
日時:平成25年1月9日(水)
場所:萬徳院釈迦寺 稲毛
新年最初の開催となりました。寒空のもと、大勢のご参加をいただきました。深く感謝申し上げます。
今回の特集は〈新春「坐禅・瞑想」事始め〉。
心が安らかであることが何よりの大事。そのためには「調身」と「調息」が肝要です。
先ずは「調身」として、「般若身経(立位の操体)」と調身法の説明と実際指導がありました。手をひろげたり、足踏みをしたり、手をこすり、体の各部をなでる…等々といったもの。身体のバランスを取り戻す様々な技法を教えてくださいました。
次に「調息」のお話。「息」は「自らの心」と書くように、息を整えることで心が整うということの重要性を説かれました。基本の姿勢と呼吸法を教わり、実践に移りました。ゆっくりと息を吸って吐くことを繰り返しながら、心の中でつぶやきます。「私は安らかです」、次第に対象を広げて行きます「みんなが安らかです」「稲毛の人々は安らかです…」「千葉市の…」「千葉県の…」「日本の…」「地球の…」「宇宙の…」、今度は逆に「宇宙」から「私」へ辿ってゆきます。それからもうひとつ。「ありがとう瞑想法」の実践。「ありがとう」と唱えながら、身体の各部を優しくさすります。私たちは意外と身体を「攻撃」してしまいがち。「ありがとう」といたわることが大切ですとのことでした。
合間合間に、具体的な健康相談にも答えられつつ、和やかな時間と空間にひたることができました。
休憩をはさみ、最後に恒例の『仏教聖典』みんなで読誦。今回は「はげみ」の「第2章 実践の道」の「第2節 さまざまな道」を皆様で心をひとつに、声を合わせ読誦いたしました。
今年も「みんなのお寺」の「みんなの広場」を皆様と共に築いていきたいと願っています。どうぞご協力をお願い申し上げます。
2013年01月10日
平成25年 修正会のご報告
去る、1月1日の朝10時より萬徳院各院に於いて「修正会」が厳修され、無事成満致しました事をご報告いたします。厳しい冷え込みの中、久々の「晴れ」のお正月となりました。
初日の出を拝し支度を整え、厳かな気持ちで各院大本堂において「仁王経」をはじめ、護国の三部経を、声を励まして読誦しました。世界の平和と、内にも外にも閉塞感を抱える日本国が好転し、平かであることを至心に御祈願申し上げました。
小室では護摩堂にて護摩供を併修し、竹田門主により、皆様よりお預かりした護摩木のお焚き上げが行われました。
稲毛には、早朝にもかかわらず30人近くの御参拝を賜り、尊い信仰の真を頂きました。
船橋中央では寒行として境内の大弁才天像の前に壇を設え、寒風の中、元旦の空に読経の声が響き渡りました。
来年よりは、星祭りに代わり、正月の御祈祷により力を込めてまいりたいと存じます。皆様のなお一層の御助力と御本尊様への御信仰を御頼み申し上げます。
2013年01月04日
第三回「坐禅・法話会」を開催致しました
当日は、小雨の降る肌寒いお天気の中、8名の参加者と共に心温まるひと時を過ごすことが出来ました。まず朝勤行の後、8時30分から始まった「坐禅」では小林住職指導の下、簡単な瞑想を実践致しました。
体をほぐす準備体操の後、椅子に腰かけ鼻から深く息を吸い、口、鼻から5~8数えてゆっくり息を吐く。これを5分間。
次は少し発展させて、目の前のご本尊様、ステンドグラスのお釈迦さまをしっかりと見つめた後、瞑想に入ります。お釈迦さまに抱かれ、その温かさを自分の中に感じながら「来年は、みんなが幸せでありますように…」とイメージし、10分程行いました。
休憩を挟み、法話の第一席目は、犬井朗秀先生による「除夜の鐘と日本の習慣」です。ご自身の幼少期の思い出話を織り交ぜながら、明日の大みそかは是非、仏様の智慧の光で自分を観察して頂きたい。と熱心にお話しされました。
そして、第二席目は高田良海先生による「時の流れ~新しい年の迎え方~」です。煩悩は捨て去るのではなく、共に生きる事が大事である。時間と悟りの共通点は決して後戻りしない、不退転である。など、興味深いお話を身振り手振りで、分かりやすくお話しされました。
10月から始めた「坐禅・法話会」も3回目を迎え、おかげさまで参加者も少しずつ増えてきました。僧侶目線で一方的にならず「皆様と共に集い、成長する。」をテーマに、今後も一同研鑚(けんさん)して参りますので、どうぞ宜しくお願いします。
次回の「坐禅・法話会」は平成25年1月30日(水)です。皆様のお越しを心よりお待ちしています。