秋季彼岸会大法要開催のご報告
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2013年09月28日
秋季彼岸会大法要開催のご報告
去る9月23日に萬徳院釈迦寺各院において、秋の彼岸会大法要が厳修されましたことを御報告申し上げます。
船橋中央
萬徳院釈迦寺船橋中央においては、11時と12時の二座、法要を行いました。
僧侶読経ののちに、多くの方々と共に般若心経を御唱えさせていただきました。
また、お彼岸の期間中には大勢の方々が霊園に参られ、御先祖様のお墓に手を合わせて供養する御姿が多く見られました。
小室
連日の暑さもひと段落した23日。釈迦寺小室では午前10時から11時、12時と三座にわたり、彼岸会の法要を行いました。
当日は約600人の方がお参りになりました。各座の合間には、お彼岸をテーマに法話も行われ、故人様への供養の志が一層深いものになりました。
稲毛
朝夕涼しさを感じる季節となりました。
秋彼岸の中日・9月23日(月)午前10時より 3座に亘って彼岸会大法要を厳修致しました。250名のご参拝の方々には追善の卒塔婆を前に当山僧侶と共に読経いただきました。
「祖先無くして 我が命あること無し」とご先祖様に感謝し「命」を見つめ直していただく大切な一日となりました。
2013年09月18日
第30回「釈迦寺こころの会」を開催しました
9月11日(水)、立秋も過ぎ、季節外れの入道雲に不安定な日が続く午後、足元の悪いなかにも関わらず、沢山の方々に御参加頂きました。
明佳尼が、お彼岸に因み「ご浄土のお話し」。
笹野先生は比叡山行院修行の、苦しくも成果ある毎日を笑いの中に哀愁をにじませ、お話し下さいました。
休憩の後は 松本、笹野先生による、日常仏事③「お仏壇」のお話し易しい言葉で和やかな時間でした。
2013年09月04日
第十回「坐禅・法話会」を開催致しました
去る8月30日、萬徳院釈迦寺船橋中央に於いて、第10回座禅法話会が開催されました。
高田良海師による座禅で心身を整えたのち、「浄土」という題材で、江島靖秀師、平野将祐師の御二方に御法話を頂きました。
第一座 江島靖秀「お彼岸に際し―メーテルリンク『青い鳥』より」
ご先祖様、故人様をお偲びするよすがに、メーテルリンク作『青い鳥』(1908年発表、1911年ノーベル文学賞受賞)の一場面を紹介しました。
この物語は、チルチルとミチルの兄妹が、幸せの象徴である青い鳥を探し求めて旅をするお話しです。その中に「思い出の国」という死者の赴く国で、亡き祖父母に再会する場面があります。
そこで語られるのは、この世で私たちが故人様を思い出すことは、あちらで両者が再会していることになること、そして、「思い出の国」には「死」という言葉、概念が存在しないこと、つまり「いのち」は続いている、生き通しである、ということでした。
この物語が、ご先祖様のご供養や、身近なお方を亡くし悲しんでおられる方々に、少しでもお役に立てばと思い、ご紹介させていただきました。
第二座 平野将祐「浄土への憧憬―富士山『世界文化遺産登録に想う』―」
浄土とはどこにあるのか?
中世の日本人が抱いた永遠のテーマに思いを馳せると、中世の人々が抱えていた「苦悩」に行き当たるのです。
釈尊の入滅から時間が過ぎ去り「末法」という終末論が人々の不安を煽り、遠くインドを離れた辺境の小国=粟散辺土(ぞくさんへんど)とされた日本は仏教に縁遠い国という「劣等感」が支配していました。
しかし先人は新たな教えを隣国に求め、時に原点に立ち戻り、時に純化して「新仏教」を豊饒成さしめたといえます。
「浄土」に関しても各地の霊山、霊地に信仰を見出し、独自の山岳信仰が盛んに行われます。
中でも「富士山」に対する信仰こそは日本人の深層に深く刻まれているといえるでしょうか。
今、世界の人々に評価を受ける富士山の姿に私たちの先人達が求めた「浄土」に思いを馳せ、畏敬をもって守り伝えたいものです。
次回の開催は9月30日(月)です。次回の題材は「不動明王」です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2013年09月01日