第32回「釈迦寺こころの会」を開催しました
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2013年11月27日
第32回「釈迦寺こころの会」を開催しました
晴天に恵まれた11月23日、32回目のこころの会が開催されました。
青柳住職による「成道会」のお話し。
仏陀がお悟りを開かれた日の、お祝いの法会を詳しくご説明頂きました。
江島先生の「ハロウィン*新嘗祭」は東西の収穫祭を比較し、古来日本の秋祭り、風習などと重ね合わせた、興味あるお話しでした。
シリーズ「日常仏事」の最終章は『法要』。
西村副主管の経験から感じる法要観、笹野先生による儒教と融合した個人法要観。
土田先生による感謝、絆に?がる法会観。等々、和やかに進みました。
2013年11月06日
第十二回「坐禅・法話会」を開催致しました
去る10月30日、萬徳院釈迦寺船橋中央に於いて、第12回座禅法話会が開催されました。
前回と同じく平野将祐師司会進行のもと、皆様に座禅を体験して頂きました。
その後、「もみじ」という題材で、高田良海師と寺地昭厳師の御二方に御法話を頂きました。
第一座 高田良海師「かえで・仏の手」
仏さまには、通常の人には備わり得ない、さまざまなすぐれた身体的特徴があります。
たとえば金色相(こんじきそう)といって、身体が黄金色に輝いている。それは慈悲深く、心浄きことを表します。また頭頂部が隆起しています。それは頂髻相(ちょうけいそう)といい、持戒、正しい生活習慣の徳を表します。
さらには大舌相(だいぜつそう)といって、仏さまの舌は薄く軟らか、そして幅広く、髪の生え際にまで届くほど長い。それは真実を語り、妄語を離れているというお徳に由るものなのです。
また手の指の間には、水鳥の水かきのような柔らかい膜があり、金色の細い糸が網目状になっているといいます。あたかも蛙の手のようです。かえでという語は、かへるて(蛙の手)から転じたと説明されるようです。お釈迦さまのあたたかい手を、もみじと重ねて思い描いていただきたいと存じます。
第二座 寺地昭厳師「紅葉 ~人生とは~」
秋も深まり肌寒くなって来ました。ハラハラと落ちる紅葉は何か切なくも思えます。
お経の中に「生を得ること難し、生を得て人界(人の世界)に生まるること稀なり。この世の中に生を得ることは難しい。
そして、生を得て生まれることが出来たけれども、人間の世界に生まれてくることは不思議なことだ。人間に生まれて仏法にあうことは稀である」と書いてあります。
出家得度式で、お坊さんになる時のお経の文句です。
色付いた、美しいもみじを味わいながら、自分の人生を考えるひと時はいかがでしょうか。
次回の開催は11月30日(土)です。次回の題材は「地蔵菩薩」です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。