釈迦寺霊園よりお知らせ

当霊園が開園してより、丹精込めて育ててまいりましたマンサクの花がきれいに咲きました。

これより暖かくなります。お花の良く咲いた霊園を、一度ご見学に来てみてはいかがでしょうか。

また、土日はJR東船橋駅まで無料でバスの運行もしております。是非ご利用ください。

10:00と14:00にJR東船橋駅に到着します。霊園までは15~20分ほどです。また、御帰りの際は事務所にお声をかけて下さい。

釈迦寺霊園風景1釈迦寺霊園風景2釈迦寺霊園風景3

洗心《心の底にたまった澱を涙で洗い流しましょう》をテーマにし三年目の東日本震災の日を迎え被災された、あるお寺の奥様がつづった詩「光の行列」に始まりました。
映画「一リットルの涙」の鑑賞。心の人を歌い上げた「木蓮の涙」を聞きながら参加者全員で感想を語り合い、今の気持ちを分ちあいました。

第36回「釈迦寺こころの会」第36回「釈迦寺こころの会」2第36回「釈迦寺こころの会」3

第36回「釈迦寺こころの会」4

去る1月30日、萬徳院釈迦寺船橋中央に於いて、第16回座禅法話会が開催されました。あいにくのお天気となりましたが、今回「花まつり」という題材で、河野孝道師と平野将祐師の御二方に御法話を頂きました。

第一座 河野孝道師 「甘露の雨・甘茶」
4月8日はお釈迦さまの誕生日です。当日は全国の寺院で仏教行事が行われ、甘茶を誕生仏の頭上からそそぎ、祝福するのですが、それと同じようにお釈迦さまから我々にも教えの雨(甘露の法雨)が毎日降りそそがれているのです。
それは目に映りませんが、お経を読誦している時、又は聞いている時に頭上からそそがれて、我々の煩悩の炎を消滅してくれているのです。
法華経の観音経に「?甘露法雨 滅除煩悩焔」とありまして、意味は「仏の悟りの教えの雨をそそぎ、煩悩の炎を消滅し除く」となります。
毎日このように、お釈迦さまからは甘露の雨をいただいているので、4月8日は我々からお釈迦さまへ甘茶をそそいで日頃の感謝をしたいものです。

第二座 平野将祐師 「摩耶夫人の愛と死」
4月8日は「花まつり」と言うお釈迦様の誕生を祝う御縁日です。
全国のお寺、仏教団体では「花御堂」を荘厳し、子供の姿で表された「誕生仏」のお釈迦様の像に甘茶をそそぐ「灌仏」の供養を修行します。「花まつり」の正式名称が「灌仏会」と申すのは此のためです。
今から2500年ほど前の古代インドにお釈迦様は王子として御生まれになりました。父は浄飯王、母は摩耶夫人と申されます。摩耶夫人は出産の為、実家のある隣国に向う際に立ち寄られたルンビニー園でにわかに産気づき、王子を右脇から産み落とされたそうです。王子はすぐに七歩歩み「天上天下 唯我独尊」と宣言されたと伝わっています。大変な祝福の中に迎えられた王子としてのお釈迦様の誕生は御父上、御母上をはじめ国の人々の期待は大変大きいものであったと推測します。輝かしい人生の始まりです。

しかし晴天の霹靂、大変な悲しみが国を覆います。出生の7日後、摩耶夫人がお亡くなりのなられたのです。
王子は後妻に入られた摩耶夫人の妹君マハー プラジャパティーに大事に育てられたそうです。
幼年期、少年期、青年期と物心ついた聡明なる王子の中で自身の出生に関わる母の死がいかに影響を与え、やがてこの大きな苦悩こそが仏陀としての悟りへの起因となったのではないかと考えるのです。
「父母恩重経」に懐胎守護、臨生受苦と説かれます。十月十日、身を以って護り。命を削り、死の苦しみに臨みながら出産する母の苦悩は子供には知る由もありません。わが子の将来を憂い幸福を願いながら、旅立たれた摩耶夫人の想いにも感じずにはいられません。「花まつり」にこそ母に偉大な恩を感じて頂き「お母さん、ありがとう」と声をかけて頂きたい、仏教徒にとっての「母の日」と感じて頂きたいのです。

次回の開催は4月30日(水)、テーマは「巡礼」です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

第十六回「坐禅・法話会」1第十六回「坐禅・法話会」2第十六回「坐禅・法話会」3

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