お盆前 特別見学会のご案内

お盆前特別見学会のご案内萬徳院釈迦寺小室では、大納骨堂の特別見学会を開催します。

日時:6月19日(木)10時~12時まで。
場所:小室大寺院

どなたでもお気軽にご見学できます。見学無料。
ご友人、ご家族等、お誘いあわせの上お越しください。
見学者には記念品を進呈します。

去る5月30日、萬徳院釈迦寺船橋中央に於いて、第18回座禅法話会が開催されました。今回は「観音様」という題材で、江島靖秀師と平野将祐師の御二方に、いろいろな観音様について御法話を頂きました。

第一座 江島靖秀師 「観世音菩薩―詩人・山尾三省の作品より―」
山尾三省は東京神田に生れ、屋久島を終の棲家として移住、太古からの大自然の中、土を耕し、詩作し、祈り、62年の生涯を送りました。その三省の晩年の作品の一つ「観世音菩薩」を朗読し、皆様に味わって頂きました。冒頭「観世音菩薩というのは 世界を流れている 深い慈愛心のことであり わたくしの内にも流れている ひとつの 深い慈愛心のことであるが」と始まり、「観世音菩薩というのは 世界を流れている深い慈悲心であり あなたの内にも わたしの内にも流れている ひとつの 深い 慈悲心のことである」と結ばれます。世界に満ち満ちている慈悲の心。私達の内にも確かにある慈愛の心。そうした慈しみの心に気付き、感じ取ること、また顕わし出してゆくことの大切さを思います。

第二座 平野将祐師 「観音さまのこころと形 ―十一面観音を中心に―」 
人々の側にあって救いの手を差し伸べる古代インドの貴族の姿をされる「菩薩」そのお姿は数多く、その代表が「観音菩薩」なのです。
「観音経」には、観音様は人生の七難、八難を救い、人々の苦しみ、願いに依って三十三のお姿に変化して対応して下さると具体的な救いが説かれます。
その心を一言で申し上げるならば「普門」と言い、すべての方向を向き、救いの手を差し伸べて下さる聖者と言えるのです。
観音様のお姿の表現も多くあります。千手観音、如意輪観音、馬頭観音、不空羂索観音、准胝観音、最もシンプルな聖観音。その表現をたどると、願いを表す身体的特徴、持物(持ち物)の変遷を読み取る事ができるのです。
今回は十一面観音さまをとりあげます。お姿の特徴はお顔の正面以外に十面があり、四方、四維(四隅)上下を向くお顔を持たれます。まさに「普門」を体現されるお姿です。
右手は垂れ下した「与願印」に数珠を掛け、左手は紅の蓮華を指した水瓶(水差し)又の名を「軍持」を持たれます。
この観音さまは特に「厄除け」の本尊として信仰されます。
その由来を尋ねますと天歴五年(951年)に畿内(京都、近畿)に疫病が大流行しました。
時に「空也上人」が八尺の十一面観音の御像を刻み、その法を修行して苦しみ嘆く各地を巡り、疫病は止んだとされる故実があります。この十一面観音は京都東山の六波羅蜜寺本尊とされます。
空也上人はなぜ十一面観音さまに救済をお願いされたのでしょうか。
それは疫病において特に苦しいのは高熱の苦しみだからだと思うのです。全身を焼くような苦しみに十一面観音様の持たれる水瓶に満たされる「清らかな聖水」を与え、渇きを癒し、全身の膿を洗い流す。慈愛に満ちたお顔ながら、天下の大疫を退散させる加持力から十一面観音様の強き一面が垣間見えます。人々に癒しを与えてくれる観音様のイメージだけの方と単純には推し量れないのであります。人々の願いをかなえ、病熱を癒す十一面観音さまのその心と形にふれて頂きたいと思います。

次回の開催は6月30日(月)です。題材は「御来光(御来迎)」です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

第十八回「坐禅・法話会」1 第十八回「坐禅・法話会」2 第十八回「坐禅・法話会」3

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