お知らせ
2011年10月27日
「萬徳院 釈迦寺メールマガジン 第1号」般若心経【なぞなぞ篇】の解答
10月28日発行の「萬徳院 釈迦寺メールマガジン 第1号」に掲載いたしました般若心経【なぞなぞ篇】の解答です。
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Q1. 「心無罣礙」についてのなぞなぞです。とるべき心の「しみ」は?(答えは三つあります。)
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苦しみ、憎しみ、悲(かな)しみ。苦しみを楽しみに、憎しみを慈(いつく)しみに、悲しみを憐(あわ)れみに、変えることができますように。
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Q2. 年をとればとるほど近くなるものは?(人によって答えはそれぞれです。)
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新聞紙(老眼が進めば、知らず知らず、新聞紙に顔を近づけてしまいます。)
他に、死、トイレなどがあります。老いは嫌なものですが、嫌がるばかりではどうしようもありません。
老いを受け入れ、無理はせず、実りある、静かな最期に向かいたいものです。
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Q3.きれいにすればするほど汚れるものは?(小学生でも答えられる、古典的ななぞなぞです。)
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雑きん。珍回答として、「お肌」がありました。そのこころは?
一生懸命にお化粧をしてきれいにしているのに、時にはお肌にダメージを与えてしまいます。皆さま、気を付けましょう。
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Q4. 目を閉じて、耳を塞(ふさ)げば、見えて、聞こえてくるものは?
【答え】
人の素直な気持ち、自然のありのままの姿、など。
「目を閉じて何も見えず」とは谷村新司さんの「昴」の一節。
しかし一日中、目はいろんな色・形を見っぱなし、耳は音を聞きっぱなしでは、情報にながされてしまいます。一日のうち、数分だけでも、目を閉じ、耳を塞ぎ、自らの心を顧みる時間の余裕を持ちたいものです。
これは「無眼耳、云々」に関するなぞなぞでした。
「きらびやかな色彩は目をまどわせ、妙なる音楽は耳をくるわせ、美味は舌をまひさせる。ゆえに聖人は心を本として目を本としない。」『老子』、「心だけが、正しくものを見ることができるのさ。ほんとうに大切なものは目には見えないんだよ」『星の王子さま』
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さて、皆さんはどれくらい解答できたでしょうか?次回のメールマガジンもお楽しみに。