お知らせ

2013年07月03日

第八回「坐禅・法話会」を開催致しました

去る6月30日に、船橋中央坐禅法話会を開催しました。今回の法話会では、日本に仏教を根付かせた人物「聖徳太子」をテーマにお話しがありました。

第一座 平野将祐先生 「聖人 聖徳太子」
先ず、一般的な太子の事績に焦点をあてて、いかに太子が仏教に傾倒され受容されたのかをお話しされました。
次に太子の言葉「世間虚仮唯仏是真(世間は虚仮にして、ただ仏のみこれ真なり)」を引かれ、当時国内の権力闘争や「隋」との外交の重圧に耐えられ発せられた魂の至言であると考察されました。
また、後世の太子像から仏教理念を根幹とされた「聖俗一致」の理想の為政者こそ聖徳太子と造像されたのだと紹介されました。
現代も我が国がかかえる他国の重圧と政治の混乱を鑑み、太子の言葉をいかに指針、ヒントとすべきであるかと結論づけられました。

第二座 江島靖秀先生 「聖徳太子信仰―仏さまは、すぐそばに―」
聖徳太子は古くより、慈悲深い、聖者(観音様)として信仰されてきました。その様を『日本書紀』の片岡山伝説、国宝聖徳太子絵伝、親鸞聖人の皇太子聖徳奉讃を例に紹介。
先人が聖徳太子を介して仏様に親しみ合掌したように、今の私たちにはご先祖様、なかんずく亡き父母を介して仏様を身近に感じることができれば幸いではないかとお話しいただきました。

来月7月30日(火)第九回「坐禅・法話会」のテーマは「お盆」です。皆様に満足して頂けるよう取り組んでまいります。多くの皆さま方のご参集をこころよりお待ち申し上げます。 合掌

第八回「坐禅・法話会」1第八回「坐禅・法話会」2第八回「坐禅・法話会」3

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