お知らせ

2013年12月08日

第十三回「坐禅・法話会」を開催致しました

去る11月30日、萬徳院釈迦寺船橋中央に於いて、第13回座禅法話会が開催されました。寺地昭厳師司会進行のもと、いつもの通り皆様に座禅を体験して頂きました。その後、「地蔵菩薩」という題材で、射場良秀師と江島靖秀師の御二方に御法話を頂きました。

第一座 射場良秀師「かさ地蔵」
数ある仏様の中で、地蔵菩薩ほどその姿をはっきりと思い浮かべる事ができる仏様はいないでしょう。
インドの地蔵菩薩は、長髪に冠姿。そう観音さんや他の菩薩と同じような姿をしておられます。しかし、日本では、つるつる頭のお地蔵さんしかおられません。何故か?諸説の中の1つをお話しします。
「かさ地蔵」。心温まる昔話の1コマは、お地蔵さんの御姿に引き寄せられた慈悲心からの布施の行が根底にある。
頭に積もった雪を払い、傘をかけた。
足りなくば、己のほっかむりをはずして差し上げた。
下心なき美しき振る舞いは、その姿故に私達の心を動かしたお地蔵さんの御導きではなかったか。
いつも変わらず道端におられるお地蔵さん。お顔を少し拝するだけで良き導きを下さるでしょう。

第二座 江島靖秀師「お地蔵さん巡りへのご招待」
今回のテーマを有難いご縁と思い、近在の地蔵尊巡りをして来ました。そのご紹介を通して、多彩なお地蔵さんの信仰に触れて頂きました。
参詣先は、しばられ地蔵尊(東京金町の南蔵院)、ご当地・船橋より、えんが地蔵尊(本町3の圓蔵院)、西向地蔵尊(本町2)、ゆるぎ地蔵尊(飯山満2、市指定文化財)、木っ端地蔵尊(薬円台1の高幢庵)の五か所(番外編として未参拝ながら京都宇治市壱番の子育地蔵尊も紹介)。
私たちの苦しみを身代わりになって受けて下さるお姿や善人悪人の差別なく、あらゆる存在を分け隔てなくお救い下さる、広大無辺な慈悲深いお心などを学ばせて頂きました。お地蔵さんは驚くほどたくさん、近くにおられます。私たちをいつも見守って下さっています。

次回の開催は12月30日(月)です。次回の題材は「正月飾り」です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第十三回「坐禅・法話会」1第十三回「坐禅・法話会」2第十三回「坐禅・法話会」3

第十三回「坐禅・法話会」4

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