お知らせ

2014年08月02日

第二十回「坐禅・法話会」を開催致しました

去る7月30日、萬徳院釈迦寺船橋中央に於いて、第20回座禅法話会が開催されました。座禅を皆様と行った後、今回は「灯明」という題材で、寺地昭厳師と射場良秀師の御二方にお話しいただきました。

第一座 寺地昭厳師 「灯明~ともしび~」
お釈迦様のお説法に「自らを灯明とし、自らをたよりとして他をたよりとせず 法を灯明として法をたよりとして他のものをたよりとせず生きよ」とあります。(自燈明・法燈明
私たちは、世の中の色々な出来事や情報に左右されがちです。
このような時代こそ、仏様の教えを灯として過ごせる心をもてればと思います。
西国三十三ヶ所霊場の三十三番の華厳寺のご詠歌
世を照らす 仏の験ありければ また灯も消えぬなりけり

第二座 射場良秀師 「無明の凡夫」 
左灯右華と言う言葉が御座います。本尊さんから見て左が灯明、右に華。真ん中に香炉を配置すれば完成です。これは、尊前荘厳の基本を表します。今でこそ電燈が当然となっておりますが、昔は夜の明かりは灯明、提灯でありました。仏教に於いて灯は迷いと苦悩に苛まれる私達(無明の凡夫)を導く仏陀の智慧、お覚りを象徴するもの。故に上記の三つを私達の側から見ると、灯明が上座である右側に配されるのです。灯明の仏教的意味と、荘厳の作法を簡単にご説明申し上げ法話とさせて頂きました。

次回の開催は8月30日(土)です。題材は「護摩」です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

第二十回「坐禅・法話会」1第二十回「坐禅・法話会」2第二十回「坐禅・法話会」3

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