お知らせ
2016年05月26日
いつもとちがう「成田山参拝の旅」に行ってまいりました
晴天に恵まれ、5月にしては暑いくらいの陽気の中、成田山に向かって出発しました。バスが付くと成田山の喜多僧侶と参詣誘致係の有村様が丁寧に出迎えて下さいました。山門で記念撮影した後、光輪閣の中では文化勲章受章の大山忠作画伯が2年を費やして特殊な顔料で描き上げた「日月春秋」を拝観させて頂きました。そして、成田山歴代貫首が大切にお守りしてこられた仏様を祀る御内仏に御案内頂き、丁寧に各厨子について御縁起を拝聴させて頂き、手を合わせました。11時からは大本堂にて荘厳な雰囲気のなか、大勢の檀信徒の方々と一緒に御護摩の御加持を頂きました。一同興奮冷めやらぬ中、大本堂の地下に移動し、今度は心を静めて御法号の写経をして、お不動様に願いを込め納経いたしました。写経は初めての方もおりましたが、静かに集中して筆を運ぶうちに下界の喧騒を忘れ、日常にはない良い機会になったと思います。
昼食には成田山でしか食べる事の出来ない貴重な大浦ごぼうの修業膳で御接待いただき、一同ありがたく精進料理を堪能致しました。午後は「平和の大塔」まで移動し、普段は上がることのできない最上階の金剛殿に御案内頂きました。最上階には釈迦寺のステンドグラスを製作した会社(松本ステンドグラス社製)の輝くステンドグラスが張り巡らされ、天上界に昇った気持ちになりました。このステンドグラスは、御安置されている大日如来様の光を表現しているとのことでした。大塔の中を見学しながら2階まで降り、とても大きな不動明王様を中心とする五大明王様に手を合わせました。そこは密教曼荼羅を再現しているかのような極彩色の荘厳な御堂でした。
外に出ると成田山のボランティアガイドさんが待っていて下さり、光明堂、釈迦堂と、順番に各御堂を解説しながら案内して下さいました。最後の自由時間では参道のお土産を買ったり、各々十分散策できたと思います。個人参詣ではなかなか行けない所まで解説付きで巡りましたので、ご参加の皆様も満足して頂けたのではないでしょうか。これも成田山新勝寺の皆様の御厚意と御尽力の賜物と感謝しております。
成田山の霊験あるお不動様と御縁が出来たことで、皆様の御祈願が叶うよう念じております。次回秋のバス巡拝もご参加下さいますよう、心からお待ち申し上げております。