釈迦寺の由来
釈迦寺の由来
歴史に残る萬徳院
萬徳院は元・天台宗寺門派、三井寺山内にその由処があります。現在は単立寺院で近年、仏縁があって千葉の地で釈迦寺として興隆しました。
寺伝によれば、寛正6年(1465年)正月、比叡山の僧兵に追われた浄土真宗本願寺の蓮如上人が、叔父君であった三井寺の長命阿閣梨におすがりされ、この萬徳院に身を寄せ、難を逃れたとあります。
宗旨・宗派
すべての方を受け入れる「みんなのお寺」
仏教は本来ひとつのものであり、仏教各宗派ともさかのぼれば、お釈迦様の教えに帰ります。
萬徳院釈迦寺は、そのお釈迦様の教えを宗旨とし、一宗一派にとらわれず、すべての方を受け入れる「みんなのお寺」として、広く門戸を開いております。
右図左から
浄土真宗 親鸞/浄土宗 法然/天台宗 最澄/綜合宗派 厩戸皇子/日蓮宗 日蓮/曹洞宗 道元/臨済宗 栄西/真言宗 空海
釈迦寺の教義
- 一、本来仏教はひとつ。各宗派はすべてお釈迦様へと通じます。
- 一、お釈迦様の教えを、広く、優しく、誰にでもわかる言葉で説きます。
- 一、今までの宗教、宗派の教えを大切にし、へだてなく敬います。
- 一、みなさんとつながりの深い、仏事・法要を仏様のご縁として大切にします。
- 一、開かれた現代のお寺です。仏教へのご質問・ご相談・研修の場として、いつでもお参りください。
ご本尊
ご本尊は仏教各宗派の根本である「お釈迦様」です。
大本堂にはお釈迦様を中心に諸仏、諸菩薩、そして比叡山の大講堂に習い、各宗派のお祖師様をお祀りしています。また、弁財天様を護法神としています。
大本堂のお釈迦様(左)と弁財天様
宝物
救世曼荼羅
中国にて約500年前製作されたとされる、黒檀1枚くりぬき彫刻による尊形大曼荼羅(仏さまの姿の曼荼羅)。
中国の文化大革命の折に火中の難にあいましたが、鉄のように堅い黒檀のため、その災いを逃れた大変貴重なものです。